初心者は1階の椅子席を取るべし!
大相撲の地方巡業を存分に楽しむためには、1階(椅子)席を取る!!!これが最重要で必須の条件です。大相撲の地方巡業は力士とふれあう機会が盛りだくさん。 応援グッズや色紙にサインをもらったり2ショット撮影してもらったり、力士を身近に感じられるふれあいの場です。1階なら2階席よりも100倍もそのチャンスが広がります。
2階席はオススメできない理由
なぜなら、会場のあちらこちらで行われる即席「サインと撮影会」に2階席の場合は常に立ち遅れるだけでなく、1階に立ち入ることすらできないこともあるからです。
地方巡業では開始直後から日本相撲協会が用意した「幕内力士のサインと撮影会」が行われます。これは1階通路などで行われるので1階席でも2階席でも同じ条件で参加可能です。
しかし、協会が用意したサイン会以外にも力士の好意による予定外の即席「サインと撮影会」があちらこちらで自然発生します。そのタイミングは「力士が会場入りしたとき」「準備運動を終えたとき」「ぶつかり稽古に向けて待機しているとき」「ぶつかり稽古を終えて支度部屋に戻るとき」「力士自らがファンサービスのために足を止めてくたとき」など様々です。
まずひいき力士を見つけたファンが「いつも応援していますっ」とサインをおねだり。ついでに写真もおねだり。それをきっかけに他のファンが後ろに並んで「私も」「私にも」という感じであっという間に行列ができて「即席サインと撮影会」が始まります。立ち止まってサインに応じてくれる場合や、歩きながら応じてくれる場合もありますが対応してもらえる時間が限られています。
このとき1階席の場合はフットワーク軽くその列に加われます。ところが2階席の場合は「力士のファンサービスに気づく」そのタイミングで2階から1階への移動が都度伴います。どの会場も2階観客席から1階観客席までは、ダッシュしても3分ぐらいかかります。この移動の時間のうちに力士のファンサービスが終わっってしまうことが多くあります。
また、会場によっては警備員が1階席のチケットを持っていない2階席の観客の1階への入場を制限し、立ち入れないこともあります。こうなると、「私も」と思ってダッシュして着いた1階入り口で「チケット見せていください」という警備員の検問に会い、「このチケットでは1階席には入れません。」と言われ、すべてが終了します。
このように、巡業の最大の目的である「力士とのふれあい」の機会が2階席というだけでTHE ENDになることにもあります。また、警備員をかいくぐって突破しても、自分の席もないのにずっと立ちぱなし。周囲からは変な客と思われます。
1階の「升席」のほうが料金も高いし見やすいのでは?
「升席」の四重苦「狭い」「尻が痛い」「見にくい」「会場を俯瞰(フカン)できない」
私は、「升席」をおススメしません。考えてみてください。体育館の床にテープで四角く仕切っただけの区画にペタンコの座布団を1枚敷いただけのかなり狭いスペースになります。床に座布団一枚ではおしりも痛くなります。自分が立ったり座ったりするのも周囲が皆座っているので気を使うし、なんの勾配もない真っ平らな体育館の床に座り土俵を見上げるのですから、首が疲れるし、とても見にくいのは言うまでもありません。前席に大きな人がいたら全く見えません。子供や高齢者との観戦にはまったくもって不向きです。また座席の位置が巡業会場の中央すぎるため、体育館の各コーナーで行われる力士とのふれあいの機会(サイン会や握手会、記念撮影)に気づくことができません。だから、私が当サイトで最も推奨しているのは1階椅子席です。ただし、巡業見学が初めてではなく、力士のサインや写真などのふれあいは不要という方でとにかく近くで土俵を見たいという方には1階マス席のほうが、椅子席より断然近くておススメです。
巡業に向けての準備
- 持ち物 色紙(1階10枚程度、2階3枚程度)とペン カメラ スマホ スリッパ チケット
- 優先順位 大好きな力士のサインをもらい損ねた・・ということがないように、「○○関は絶対優先」などと決めておきましょう。(心の準備です)
地方巡業の一日(コロナ前の一般的スケジュール)
開始前 寄せ太鼓
08:00 朝太鼓(寄せ太鼓) 握手と撮影会(コロナで現在は握手無し)
幕下以下稽古 相撲グッズ・お土産販売開始
08:30 十両・幕内の稽古
11:00 人気力士と子供相撲
11:30 幕下以下取り組み開始
初っ切り 相撲甚句 太鼓打ち分けなど
13:00 十両土俵入り、十両取り組み
13:30 幕内土俵入り、横綱土俵入り、幕内取り組み
15:00 弓取式
巡業ならではのプログラム
- 初っ切り 幕下以下の力士が相撲の禁じ手などを面白おかしく実演します。笑えます。
- 相撲甚句 「はーどすこい、どすこい」と合いの手を入れながら民謡の調子で歌い上げます。
- 髪結実演 「床山」による「髪結実演」は普段は見られない巡業ならではの見世物です。
- 綱締実演 横綱による綱締実演
- 太鼓打ち分け 呼び出しによる太鼓打ち分け 「寄せ太鼓」「はね太鼓」など
まとめ
大相撲の地方巡業を存分に楽しむためには、「1階椅子席」を取る!!!2階席との差は3千円程度。たったこれだけの差で力士とのふれあうチャンスが大幅に増えます。「2階席」は立ち遅れや1階への(会場により)入場規制がある事があるのでお勧めできませんが、子供や高齢者と同伴の場合は観やすいのでおススメです。1階「升席」は体育館などの床に直接(薄い座布団は敷きますが)座るので「観にくい」「狭く窮屈」「おしりが痛くなる」「フットワーク軽く動けない」などの4重苦なので あまりおススメできません。
最後まで目を通していただいてありがとうございます。ぜひこのサイトを参考に、地方巡業に出かけてみてください。
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