検索窓に「SEO検定」と入力するとその「キワードサジェスト」(補助キーワード)として候補に上がるワードは「意味ない」「難易度」「過去問」「メリット」「評判」などです。これはSEO検定の存在を認識た方々が、「意味があるのか?」「難しのかな?」「取得後の評判は良いのか悪いのか?」などの疑問から多くの検索を行った結果から検索者の補助として表示されます。このサイトではSEO検定が本当に意味がないのか?難易度は?学習方法は?などこれらの疑問に答えていきます。
SEO検定とは?
「SEO検定」はSEO(検索エンジン最適化)の技術を段階的にしかもトータル的に学習できる仕組みになっています。「SEO」という技術の知識の有無を証明するのに役立ちます。一般社団法人全日本SEO協会が主催する認定試験で4級〜1級の4段階で構成されています。試験は全国11か所、札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、神戸、京都、金沢、広島、福岡、沖縄で開催されています。開催回数は地方都市は少なく東京や大阪が多くなっています。会場や日程の詳細は全日本SEO協会のサイトで確認願います。 https://www.ajsa.or.jp/kentei/seo
SEO検定は意味がない?
SEO検定はSEOの基礎から上級まで全体的に学習したい方に最適です。意味があるか?無いかというと「大アリ」です。なぜなら「すでにSEOの知識はあるよ」という方も合格することでその証明(エビデンス)になりますし、逆に合格しなければ証明にはなりません。仕事やサイトの成果も「1級合格者」と「そんなの意味ないじゃんと受験すらしない人」では明らかに差が出ます。合格者は裏付けがあるので仕事やサイトでの発信する言葉一つ一つの自信が増すし、その言葉を受け取る側も合格者とそうでない人では受け取る信頼性が変わってきます(SEOで言うE−E−A−TのTですね)。
SEO検定の難易度は?
SEO検定4級〜1級の4段階で構成されています。合格率は各級ともに毎回80%前後です。試験時間は60分で出題数は80問。80%の正解の64点以上で合格です。学習方法は動画をダウンロードするビデオ講座も準備されていますが、ちょっと値がはる(1級講座で2万円)ので、一般の我々は公式テキストと問題集「一問一答」を使えば合格は難しくはありません。特に過去問は本番の試験でも同じ問題がでることもあります。ポイントは「しっかりと学習のための時間をとってテキストと問題集をこなしていくこと」です。たったそれだけで、各級一発(満点)合格できました。
SEO検定の勉学習方法は?(各級共通)
- テキストを一度最後まで読む(この段階では読むだけでOK、理解や記憶は不要)
- 一問一答を1から100までやってみる(答えがまちがっていてもOK)
- テキスト二周目を読む(「あっこの部分は問題になっていたなー」ぐらいの感じで)
- 一問一答の二周目をやる。(答えが間違っていたところだけに付箋をつける)
- 付箋付き(間違えた問題) の部分をテキストで確認する。
- 過去問1をやる。(間違ったところを付箋→テキストで確認)
- 過去問2をやる。(違ったところを付箋→テキストで確認)
- 6.7.を満点取れるまで行う。
4級の学習方法は?
4級は上記の1〜8だけでOKです。テキストと一問一答を利用し、時間数にして15時間程度。一日15分づつでもいいし、まとめて数時間でずつでも。自分の環境に応じて学習しましょう。大切なのはしっかりと学習の時間を取ること。舐めてかかって不合格になった人をたくさん見てきました。しっかりと学習時間を確保!それさえできれば合格はついてきます。
3級の学習方法は?
3級のテキストの内容はおおよそ「4級のおさらい」が45%、「3級で新たに学ぶこと」55%の比率になっています。試験問題も「4級の学習範囲」が45%、「3級で新たに学ぶこと」55%の比率です。楽観的に言えば新たに学ぶことは少ないと言えます。しかし、4級で学んだ事を覚えていないと合格は遠のきます。上記の1〜7に加えて過去問などで間違えた箇所が4級の範囲だったら4級の復習も必要になります。3級合格に向けての対策も、学習に必要な時間数は合計15時間程度。しっかりと学習の時間を取ってください。
2級の学習方法は?
2級からは急に覚えることが増えます。テキストのページ数も4級は約130ページだったのに対して2級は約260ページにもなり、約2倍の内容になります。出題範囲は「4・3・2級」、感覚で言えばおおよそ「3・4級のおさらい」が35%、「2級で新たに学ぶこと」65%の比率になっています。2級からは少し難しくなってくるので、テキストだけでは理解できないことも出てきます。そんなときにはその事項についてネット検索してみましょう。「SEOラボさん」注1)「バズ部さん」注2)にはとてもお世話になりました。皆さんにもオススメです。色々なサイトで調べてみるとテキストに書いてある内容以上の知識が深まります。前出の1〜7を基本にしてネット検索も含めて2級合格に費やした時間数は30時間程度。最大の難関です。しっかりと時間を取って理解を深めましょう。
注1) SEOラボ 運営:株式会社ディーボ URL:https://seolaboratory.jp
注2) バズ部 運営:株式会社ルーシー URL:https://lucy.ne.jp
1級の学習方法は?
1級は最終関門です。SEO検定では1級以上の検定はありません。ただし、ゴールかというとそうではありません。1級を合格して言えるのは、「ひと通り広く浅く知識を得た」ぐらいの感覚です。1級の学習内容は、2級の関門を超えた人にとってはそれほど難しくありません。内容も「ローカルSEO」や「レスポンシブWEBデザイン」、「最近のグーグルアップデート」など興味を持って学べる内容が多いです。2級と同様にテキストだけでは理解できない事項についてはWEB検索で補いましょう。WEB検索によって、より深い知識が得られます。最後の関門です。しっかり理解しましょう。
飛級(とびきゅう)の可否は?
よく、「4級に何度も落ちたから4級を飛ばして3級を受けたら合格した」とか「いきなり2級を受けて2級に合格した」などの飛級をする人は存在します。それで良いと思う人はそれでも良いのかもしれません。目的が「○級合格」であるのなら。しかし目的が「SEOの基本についてしっかり知識を得る」である場合には、漏れや抜けの原因になります。各級学習して受験して、その確認として合格証を得る。私は飛級には否定派です。しっかり順番に網羅的に学習を進めましょう。
SEO検定の過去問は役に立つか?
SEO検定4級〜1級の公式問題集である「一問一答」。この全ての巻末に2回分の過去問が載っています。この過去問は同じ問題が出題されることも多く大変役に立ちます。ただし、最新の問題集を使ってください。本のリサイクルショップなどで購入した問題集や先輩から譲り受けた問題集では意味がありません。なぜならGoogleは日々アップデートし、アルゴリズムを更新しているからです。同じ全日本SEO協会が発行した一問一答でも古い問題集で当時は正しかった常識が最新のものでは正しくないことも多々あります。古いものを使う場合は以前の常識が今の非常識であることも含まれることを念頭に使用しましょう。過去問の数を増やすために、現行版とその前のバージョンの問題集を使うのであれば、有意義です。
SEO検定のメリットと評判は?
私は、「SEOの基礎知識を身につけよう」という会社の方針で4級を受験したのをきっかけになり、3級・2級・1級と受験をすすめました。4・3・2・1級と会を重ねる毎に脱落者がでて1級ストレート受験は私一人になっていました。1級に合格すると、なかなか3・4級に合格しない人たちの講師役を任される事になりました。さらに、資格を活かせる部門への異動の打診もありました。これらのことや資格欄に取得資格として記入できる事からも転職などには役に立つでしょう。
1級合格後にやるべきことは?
せっかくSEO1級までの知識を得て、合格したからと言って学習を止めてしまうのは、今までの努力がすべて無駄になってしまいます。足を止めてしまうと、あなたの知っている知識は古いSEO知識で現在には通用しない知識へと退化していきます。Googleさんは常に進化し続けています。1級合格後にすべきことは以下の3つです。
- SEOの情報源を保ち継続的に最新の情報を得る。
- 実際のWEBサイトを運用してでSEO技術を活用する。
- グーグルの個人認定資格「GAIQ」などを取得する。
私が使用しオススメするSEOの情報源は・・
私が今、主に利用していて、皆さんにおすすめできるSEOの情報源は以下の5つです。
- 海外SEO情報ブログ
- SEOラボ
- GOOGLE検索セントラルブログ
- GOOGLE JAPANとSEOラボのツィッターをフォローする(X)⇐必須です。
- GOOGLE検索品質調査ガイドライン(ザックリ覚えたあとは、変更点のみをチェック)
SEO検定は有意義であり、SEO入門にちょうどよい。
最後まで目を通していただきましてありがとうございます。私の経験からいうとSEO検定はとてもためになり有意義なものでした。何も知らない状態から1級まで学習時間を捻出するのには苦労しましたが、割とスムーズに合格することができました(実はGAIQもその勢いで合格しました)。このサイトを見ていただいた方にもぜひ検定を受け、合格して仕事やサイト運営の経験値(E)、専門性(E)、権威性(A)、信頼性(T)を高めていっていただきたいと思います。
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