創業60年の重きを置きながらもなお、大衆酒場の人気店として君臨する「金富士酒場」。間違いなく札幌の大衆酒場の横綱である。料理も一品一品おいしく頂ける。お通しが「一回目」「二回目」「三回目」と同じお通しが被らないように気配りされている。私だけでなく多くのお客様のホームグラウンドとしてまたすぐに来たくなる大好きな酒場である。
地下鉄南北線「すすきの」駅から徒歩3分、東豊線「豊水すすきの」駅から徒歩5分「北専プラザ佐野ビル」地下1階に暖簾を掲げる。
開店前や入るタイミングによっては行列ができることも珍しくない。創業は昭和28年なので、裕に60年の歴史を重ねている。それだけ大衆酒場として世代を超えて支持され続けた証とも言える。
2月上旬、午後6時に仕事を終え、6時15分頃暖簾をくぐった。何名様か聞かれ、右手人差し指だけを立てて「ひとり」と答える。8席あるカウンターがうまっていたので、4名様用のテーブル席の相席ではどうか聞かれ、「それでいいです」と答えた。
最初はビール。ホール係からカウンターの係へこの店独特の言葉で注文が通される。「生一丁、1回目」。
待つまもなく、生ビールと1回目のお通しが運ばれてきた。この日の1回目のお通しは「枝豆」だった。このお通しは無料でお店からのサービスである。しかもどのお酒を頼んでも1杯毎にお店からの志しのお通しが運ばれてくる。
ビールを一口飲んで顔をあげると、「何にいたしましょうか?」とオーダーを聞きに来た。「卵焼き」と「とり串」と「ポテサラ」を注文した。この店の串物は3本セットで330と割安だが味はとても美味い。また「卵焼き」330円も作り置きではなく、注文を受けてから一つづつ丁寧に焼き上げる絶品の味でアツアツ・フワトロでこの店に来たら必ず注文しないと損な気がする一品だ。
ポテサラがすぐに届いた。ポテサラを食べきる前にビールジョッキが空く。2杯目の注文は「日本酒、冷、一合」を注文した。「日本酒、冷、一合、2回目」とホールからカウンターにオーダーが通る。徳利に入った日本酒(冷)とおちょこと、2回目のお通し「ミニ冷奴」が到着した。
日本酒をひとくち、ふた口飲んでいると、焼き物が次々と到着した。「卵焼き」「とり串」をすすめながらそれらをいただく。
今日は日本酒も進むし、食べ物も進む。「あげ焼き」を追加注文。
3杯目も「日本酒、冷、おかわり」にした。ホールからカウンターに「日本酒、冷、一合、3回目」と威勢のいい声がかかる。そのタイミングでカウンターが空いたのでカウンターに移らないか問われた。2つ返事で移動した。店の指示には従わないと、4名用のテーブルはあくまで仮の席で、お一人様はカウンターというのが暗黙のルールである。
カウンター席という空間は一人客には逆に落ち着ける場所である。3杯目(3回目)のお通しは白菜の浅漬けだった。塩加減も塩梅良く玉子焼き⇒日本酒⇒とり串⇒日本酒⇒上げ焼き⇒日本酒⇒玉子焼き⇒あげ焼き⇒日本酒⇒とり串・・・・・
エンドレスに続く。
「エイ」と心の中で踏ん切りを付けて今日は3ハイで「ごちそうさま」にすることにした。
本日ごちそうになったのは
生ビール、日本酒冷一合×2。お通し×3(無料)、とり串、玉子焼き、ポテサラ、上げ焼き、席料。
注意!この店は今1杯毎にお通しが付く。それを忘れてフードオーダーが過多にならないように気をつけよう。
まとめ。
創業60年の重きを置きながらもなお、大衆酒場の人気店として君臨する「金富士酒場」。間違いなく札幌の大衆酒場の横綱である。料理も一品一品手抜きなくおいしく頂ける。お通しが「一回目」「二回目」「三回目」と同じお通しが被らないように気配りしてくれているのだが、「4回目」「5回目」と声を通されると恥ずかしく思うので、「3回目」ぐらいで腰をあげるのが、ちょうどいい。またすぐにリピートしたくなる大好きな酒場である。
店名 | 焼き鳥 金富士酒場 |
住所 | 札幌市中央区南5条西3 |
NC北専ビルB1 | |
電話番号 | 011-531-7740 |
予約可否 | 予約可 |
営業時間 | 17:00~24:00 |
定休日 | 日曜・祝日 |
支払方法 | 現金のみ |
スタイル | 串焼き,大衆酒場 |
呑み放題 | なし |
お通し | 飲み物1ごとに一品(無料) |
焼き鳥の単位 | 3本セット |
席料 | ¥110 |
予算 | ¥2,000 |
喫煙可否 | 全席喫煙可 |
利用シーン | 一人で入りやすい |
男女比 | 男9 : 女1 |
中心客層 | 35~65歳 |
にぎやかさ | 落ち着いている |
食べログ | 3.49 |
4.4 | |
創業 | 1953年 |
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